こんにちは。
モリアゲアドバイザーエンドラインの江下です。
この記事を見ていただいている方は、販促物購入担当者さん、
マーケティング担当者さんなどのチラシ等の広告を扱う部署の方が多いと思います。
さて、ここで質問です。チラシの製作はどのように企画されていますか?
イベントありきですか?いつものデザインの載せている情報をちょっとだけ変更して…リピートですか?
ちなみにペルソナはどのように設定していますか?
今回は住宅販売などの不動産会社様のチラシを製作するために重要なペルソナについてお話しします。
1ペルソナってなんなん?
ペルソナって最近よく聞くけどなんなん?と思われている方もいらっしゃるかと思います。
ペルソナとは貴社の商品・サービスを購入してくれるであろう人物(購入してほしい人物)をより細かく設定することです。
ターゲットという言葉は昔からありますが、ペルソナはターゲットとは少し違います。
例えば、ターゲットは「男性・20代・社会人」など大雑把な分類に分けたものになりますが、
ペルソナは下記の様になります。
このように細かく人物像を設定します。
なぜペルソナを設定するかといいますと…
昔は「男性・20代・社会人」で購入してくれるターゲット設定で問題はありませんでした。
しかし、多様化している現代は、このようなターゲット設定だけではお客様のニーズがつかめなくなってきたのです。
これはBtoCの会社だけに限ったことではありません。
BtoBの場合も働き方が多様になってきていますので企業担当者様のペルソナ設定をすることも重要となってきております。
2ペルソナの設定
では続いて、ペルソナはどうやって設定するのでしょうか?
まず、貴社のお客様はどのようなお客様が多いか考えてみてください。
もしくは新しい事業やコンセプト物件の販売等を始めるときに、どのようなお客様に来てほしいかを考えてみてください。
建売住宅を購入購入されるお客様を例にお話しします。
下記が物件情報です。
この物件を購入される方はどのような方でしょうか?
(他県の方は例がわかりづらいかもしれませんがご了承ください)
まず、販売価格が8,000万円は福岡では高級な物件です。立地も中心地に近いですね。
そして小学校まで大人の足で30分かかります。
この時間表記は1分=80mで換算していますので2.4㎞あります。小学生が通学できる距離ではないですね。
しかし、中学校は近いし、人気の○○高校の受験ができる学区です。
ここから世帯主のペルソナを簡単に設定すると、
ファミリー・所得が◇◇円以上の人・天神か博多近辺で働いている・子供は中学生・教育熱心というところは簡単に設定できます。
また駐車場が2台分あるので自家用車を所持しています。
更に所得や都心に住みたいという理由からペルソナの職業も見えてきますね。
しかし、これだけでは足りません。
都心に住みたいということは家族でバーベキューは興味がないとか、
中学生の子供がいるなら世帯主の年齢は?などなど…想像が膨らみますね!!
3ペルソナで満足しちゃダメ!
さて、そのように設定したペルソナですが、これだけでは不十分です。
綿密な設定をしたペルソナがあっても、それをチラシに活かさなければ意味がありません!
チラシにスペックばかり記載している会社様が多く見受けられますが、
残念ながらスペックだけでは人には響きません。
しかし、先ほどのペルソナの人物向けに『天神で働いている方必見!徒歩で通勤可能な物件です』
とあれば興味をもってもらえそうではないでしょうか?
また『中心地で駐車場アリの希少物件』という記載もあれば、自家用車があるペルソナには響きます!
次に、ペルソナにチラシを見てもらった後はどのように行動してほしいですか?
もちろん物件を購入してほしいと思いますが、その前にチラシを見てまずは問合せや見学に来てほしいですよね。
そのように、ペルソナが購入までのプロセスを分析することをカスタマージャーニーと言います。
カスタマージャーニーまでできればそれに沿ったキャッチコピーが入ったチラシができますね!
4モリアゲチラシ
ここでモリアゲアドバイザーのチラシ例を見てみましょう!
こちらのデザインのペルソナを簡単にお伝えすると『部屋を探している・新社会人・ペットをこれから飼いたい・女性』です。
このチラシを見て、上記ペルソナに当てはまる人は興味を持ちますよね。
こちらはどうでしょうか?
『引っ越す予算が少ない・早く引っ越したい・一人暮らしは初めて・20歳前後』のペルソナ向けなのがわかります。
チラシの打ち出し方の種類もいくつもあります。
例えば、ポジティブに購入したいと思える内容、逆にネガティブなことを書いて購入をあおる方法…。
貴社のペルソナ、カスタマージャーニーに沿った打ち出し方をしましょうね!
5まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はペルソナってなんなん?というちょっと難しい内容でした。
しかし、企業にとっては一番の核と言っても良いところですので、
ペルソナとカスタマージャーニーを考える時間は惜しまないでくださいね。
もし自社で行き詰ったときはモリアゲアドバイザーにご相談いただければ幸いです。