皆様はキャッチコピーを考えるとき、何を基準に考えているでしょうか?
「伝えたいことを伝える」「なんとなくかっこいい感じ」という基準で考えている方もいるかもしれません。
今回は「キャッチコピーを広告のレイアウトという点から考える」に絞ってお話しさせていただきます。
キャッチコピーは何のためにあるのか?
キャッチコピーは、何のためにあるのでしょうか?
それは消費者に気づいてもらい、自社の商品やサービスに興味をもってもらうため、さらに言えば、自社を好きになって覚えてもらうためです。
商品、サービスに添えられた文章を見て、その商品は興味があるものか、心が踊る物なのか、自身にとって必要な物なのかを消費者はつねに判断しているのです。
キャッチコピーは、消費者の商品への興味・関心をひくためのフック(ひっかかり)となるものです。
商品やサービスに興味持たせるために作るキャッチコピーは、面白かったり、考えさせる内容であったり、場合によっては不安を煽ったりする場合もあります。消費者の心を動かすことが重要なのです。
キャッチコピーはどう作る?
キャッチコピーはどう作れば良いのでしょうか。
やるべきことは3つです。
1.広告の目的を決める。
2.誰に向けた言葉なのかを決める。
3.どのように表現するかを決める。
まずは広告の目的を決めます。
- 好きになって欲しいのか
- すぐにも買って欲しいのか
- 記憶に残したいのか
もっとも意味がないのが「なんとなく」作ることです。「あった方が良いだろうから作る」のでは、ぼんやりとした内容の何の意味もないコピーとなってしまいます。
誰に向けた言葉なのかも大切です。「誰に」が変われば言葉遣いも変わります。
- 優しい言葉なのか
- 敬語なのか
- 友達口調なのか
- どういった内容が響くのか
- 何に興味をもってくれるのか
具体的に友人や知人を想像すると考えやすくなります。
また「誰に」を考える際に表現も、キャッチコピーと一緒に考えていくことになります。
キャッチコピーを作るポイントは
・短くまとめる
・リズム感の良さを意識する
・商品サービスについて間接的にでも伝えられている
・面白みや驚きがある
かどうかを確認することです。
近年は、広告表現に厳しくなってきています。
当然のことながら広告で、嘘をついてはいけません。具体的な事例が出せないのであれば数値も出せません。広告でよく見る「※個人の感想です」に関しても使うこと自体が危なくなってきました。
キャッチコピーは改行しやすい方が良い?
キャッチコピーにおいては、改行のしやすさも大切です。
広告媒体によっては、レイアウトに制限があることが少なくありません。
WEBバナーは縦長・横長・正方形など、さまざまな比率が存在します。
チラシでも「どういった写真を使うのか」、「どうレイアウトするのか」をつねに考えなければならず、キャッチコピーを一列で置けるとは限らないのです。
さまざまな環境で対応できるキャッチコピーの方が、使い勝手が良いといえます。
たとえば
モリアゲる。オモシロく。
というキャッチコピー。
上記のように1行でも表示できますが
下記のように2行でも表示できます。
モリアゲる。
オモシロく。
横幅の取れないレイアウトでも、収まりよく配置できます。
下記のようなキャッチコピーがあったとします。
ネクストコミュニケーションツールは手紙。
改行しようとすると
ネクストコミュニケーションツールは
手紙
上記のような極端なバランスになってしまいます。
これしか表現方法がない場合は仕方ありませんが「ほかのやり方で表現できないか」を、もう一考した方が良いでしょう。
まとめ
今回の記事を読んで、キャッチコピーに興味をもっていただけたでしょうか。
キャッチコピーに悩んだ際は、株式会社エンドラインにご相談ください。ただし丸投げはいけません。
何を誰に伝えたいのか、その商品はどんな物なのかが分からないと、消費者の心に響くキャッチコピーは作れません。
良いキャッチコピーを作るために一緒に考え、より集客効果のあるものにしていきましょう。